ラツィオ所属の日本代表MF鎌田大地は、今月2日に行われるセリエA(イタリア1部)第3節ナポリ戦でのスタメン落ちが濃厚。現地メディアから厳しい評価を受けているが、ナポリOBから同選手の成功を予想する声が上がっている。
昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトの主力選手として活躍していた鎌田は、今月はじめにラツィオへ加入。13日の練習試合で左足のボレーシュートから移籍後初ゴールをあげると、20日のセリエA(イタリア1部)開幕戦から2試合つづけてスタメン出場。しかしチームが連敗を喫したこともあり、一部の現地メディアは2試合いずれも途中交代の鎌田にチーム内最低評価を与えている。
またイタリア紙『Il Messaggero』は、ナポリ戦の予想スタメンで「鎌田はベンチスタート」と予想。オリンピック・マルセイユからフランス代表MFマテオ・ゲンドゥージが加入しただけに、中盤でのポジション争いは激しさを増している。
それでも元日本代表・三都主アレサンドロ氏の従兄弟であり、ナポリOBのファビアーノ・サンタクローチェ氏は、鎌田の能力を高く評価。ラツィオの専門サイト『ラツィオプレス』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「私は鎌田を気に入っており、(フランクフルト在籍時から)彼のことを追っていた。ラツィオは素晴らしい買い物をした。マウリツィオ・サッリ監督のもとでならば、成功するだろう」
UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでFW上田綺世(フェイエノールト)、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央(いずれもセルティック)との日本人対決が期待される鎌田。現地メディアの評価を覆すためにも、いち早くサッリ監督のスタイルにフィットすることが求められる。
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