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FC東京、花火打ち上げで罰金500万円も「甘い」浦和サポは声出し2000万円に不満

FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)は1日、今年7月12日開催の天皇杯3回戦・FC東京対東京ヴェルディにおけるFC東京サポーターの違反行為をうけて、同クラブに500万円の罰金処分を科した。ただ罰金額を巡って、JFAに対する疑問が噴出。昨年に「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に反する声出し応援により、Jリーグが浦和レッズに科した処分内容との比較するファン・サポーターもいる。

 天皇杯での東京ダービーでは、キックオフ前にFC東京ゴール裏にいた一部サポーターが花火を打ち上げ。天皇杯の主催者であるJFAがすでに当該サポーター4名に対して無期限の入場禁止処分を科していたが、FC東京に対しては「罰金500万円、けん責(始末書の提出)」という懲罰を科している。またJFAは今回の事象について「我が国のサッカー史上でも類を見ない極めて危険な重大な行為」と厳しいメッセージを打ち出している。

 JFAのFC東京に対する処分内容は、X(旧ツイッター)上で話題に。違反行為に及んだサポーターへの批判が噴出。「500万円は実行犯が払うべき」「FC東京は花火打ち上げた人間に損害賠償請求してもいい」といった声が上がっている。

 ただ一方で「処分が甘い」「500万円は甘すぎる」などと、JFAに対する厳しい意見も。浦和サポーターとみられるSNSユーザーから「花火500万円で、声出し2000万かよ」「サッカー史上類を見ない極めて危険な行為なのに罰金500万?」「声出し2000万との差は?」といった疑問も沸き起こっている。

 浦和サポーターの問題行動では、昨年に複数のJリーグ公式戦で「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に反する声出し応援が話題に。Jリーグは浦和に対して罰金2000万円という厳罰を下しているが、罰金額の妥当性が度々議論の対象となっている。