かつて横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソンが、中国1部・武漢三鎮を退団。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージにおける浦和レッズとの対戦は幻に終わっている。
現在29歳のアデミウソンは2015シーズンに横浜FM、2016シーズンから5年間にわたりG大阪に在籍。主力選手として活躍していたが、2020年10月に道路交通法違反等の容疑で書類送検。同年12月にG大阪を退団すると、翌年から武漢にプレーしていた。
その武漢では、加入1年目から2部リーグで11ゴール5アシストをあげるなど1部昇格に貢献。昨季も中国1部で11ゴール4アシストと結果を残すとともに、リーグ優勝に貢献していた。
しかし今季はここまでリーグ戦7試合のスタメン出場で4ゴール1アシスト。チームが首位から勝ち点14差の6位と苦戦する中、先月16日の北京国安戦を最後にリーグ戦全試合でメンバー外となっていた。
武漢はアデミウソンと今季いっぱいまで契約を残していたが、今月28日に同選手の退団を公式発表。来月開幕の2023/24シーズンのACLグループステージを前に、余剰戦力の整理に踏み切った格好だ。
アデミウソンの今後については、ブラジル復帰やJリーグ移籍の可能性が考えられる。Jリーグの第2登録期間(ウインドー)が8月18日に終了したものの、無所属選手については追加登録期限最終日の9月8日まで獲得可能だ。
またJリーグで緊急補強に動く可能性のあるクラブとして、ネット上ではFC町田ゼルビアの名前が挙がっている。町田はブラジル人FWエリキが今月19日の清水エスパルス戦で負傷交代。左膝前十字靭帯断裂、外側半月板損傷、内側側副靱帯損傷と診断され、全治8か月と今季中の復帰は絶望的。J2得点ランキング首位のエリキにかわるアタッカーの獲得が急務だ。
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