Jリーグ ツエーゲン金沢

ゴーゴーカレーがJ2金沢の新スタ命名権取得。チャンカレ困惑声明に同情多数

ツエーゲン金沢のサポーター 写真:Getty Images

 金沢市は今月18日、ツエーゲン金沢が来季から使用するスタジアムの命名権を『株式会社ゴーゴーカレーグループ』が取得したと公式発表。これに対して、金沢のスポンサーである『チャンピオンカレー』が声明を発表。ライバル企業の命名権取得に困惑をあらわにしている。

 チャンピオンカレーは、クラブパートナー企業としてツエーゲン金沢を応援。ホームゲームのスタジアムグルメに出店しているほか、昨年には同クラブ所属選手を石川県内各店舗のアンバサダーに任命するなど、タイアップキャンペーンを実施していた。

 それだけに、ゴーゴーカレーグループの命名権取得に対してはX(旧ツイッター)上でも「チャンカレは?」「チャンカレどうするのよ…」などと、戸惑いの声が上がっている。

 そんな中、チャンピオンカレーの公式SNSアカウントが18日夜に更新。「新スタについて中の人の私見です。まずは私たちもびっくりしました」と本音を漏らすと、「命名権に関しては金沢市さんの決定であり、この一件のみでツエーゲン金沢さんと弊社の関係が変わることはないと思っています。現時点では不明なことが多いので詳細が明らかになったら具体的なことを考えたいと思います」

 「Jリーグを通じてチャンカレのことを知っていただいた方もたくさんいらっしゃいます。私としては今後も条件や環境が許す限りは、ツエーゲン金沢さんを応援したいと思っていますし、スタグルでも、金沢に来られる皆様に60年以上愛される“元祖金沢カレー”の味を提供していきたいと思っています」

 「まずは、今シーズン残り12試合(ホーム7試合)ですが、チームがひとつでも多く勝ちを重ねられるよう応援したいですし、西部緑地にいらっしゃったお客様に美味しいカレーを提供できるよう日々営業に精進したいと思っています。今後ともチャンカレをよろしくお願い致します」と、現時点での対応策を打ち出した。

 これには「いろんな複雑な思いがあるよな」「チャンピオンカレーさん気の毒」などと同情のメッセージが多く寄せられているほか、チャンピオンカレーが新スタジアム命名権入札について知らなかった可能性や金沢市の対応についても様々な意見が飛び交っている。