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バーミンガム三好康児の良さは?現地「FWの背後で…」英2部で初先発か

三好康児 写真:Getty Images

 かつて川崎フロンターレなどでプレーしていた日本代表MF三好康児は先月、ベルギー1部ロイヤル・アントワープを退団してイングランド2部バーミンガム・シティFCへ加入。新天地で早速高評価を得ている。

 同選手は川崎、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスを経て、2019年8月に海外挑戦。ベルギー1部ロイヤル・アントワープに4年間在籍した後、先月にバーミンガムへフリー移籍。昨年10月のベルギー1部リーグ戦における左膝前十字靱帯損傷で長期離脱を余儀なくされていたが、先月15日の練習試合で復帰。今月5日のイングランド2部リーグ開幕戦で途中出場すると、8日に行われたリーグカップ戦1回戦では先発出場。2得点に絡む活躍でチームの勝利に貢献している。

 そんな三好は12日に行われたイングランド2部リーグ第2節のリーズ・ユナイテッド戦で途中出場。チームは後半アディショナルタイムのPK弾により1-0で勝利しているが、英メディア『バーミンガム・ライブ』はリーズ戦における同選手のパフォーマンスを以下のように評している。

 「バーミンガムはラストの20分間で大幅にパフォーマンスを上げた。その要因は65分の三好投入だった。彼は再びストライカーの背後に配置されると、相手の背後にスペースを何度も飛び出した。シリキ・デンベレは三好のプレーを楽しんでいるように見えた。2人の見事な連携により、ジョン・ユースタス監督は贅沢なオプションを手に入れている」

 バーミンガムは19日に敵地でのブリストル戦を控えているが、『バーミンガム・ライブ』は三好のリーグ戦初先発を予想。リーズ戦でスタメン出場し、三好と交代したMFケシ・アンダーソンの欠場が濃厚であることもあわせて伝えている。

 長期離脱後に復活の兆しを見せている三好。DF中山雄太やMF坂元達裕などイングランド2部で日本人選手が活躍しているだけに、新天地でのレギュラー奪取が期待される。