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インテル、アーセナル冨安健洋獲得の条件は?32億円オファー用意も…

冨安健洋 写真:Getty Images

 FC東京所属DF長友佑都の古巣であるセリエA(イタリア1部)インテルが、日本代表DF冨安健洋の完全獲得オファーをプレミアリーグ(イングランド1部)アーセナルに提示する可能性があるようだ。

 イタリアメディア『カルチョメルカート』の報道によると、インテルは3バックの右とセンターフォワードを補強ポジションに掲げている模様。このうちセンターフォワードでは、FWフォラリン・バログン獲得へアーセナルに移籍金3500万ユーロ(約56億円)のオファーを提示したものの、アーセナルはこれを却下。現在はボローニャ所属FWマルコ・アルナウトヴィッチを格安で獲得する方向に向かっているという。

 同メディアは「インテルはアルナウトヴィッチの獲得に成功すれば、冨安獲得へ2000万ユーロ(約32億円)相当のオファーを出す可能性がある」とリポート。当初はレンタル移籍での獲得に動く可能性が報じられていたが、完全獲得を視野に入れているという。

 一方でイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の報道によると、アーセナルは冨安の移籍金を3000万ユーロ(約47億3000万円)に設定している模様。アーセナルは左サイドバックの即戦力として、アヤックスからDFユリエン・ティンバーを獲得したが、複数のコンペティションを並行して戦う上で、冨安を必要不可欠な戦力として構想に含めているとのことだ。

 なおインテルは冨安とバログンの獲得した上で、MFニコロ・バレッラをアーセナルへ放出する可能性も。1対2のトレードの可能性も取りざたされているが、バログンへのオファーはすでに拒否されている。

 冨安は今年3月16日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティングCP戦で右ひざを負傷。今季開幕後に復帰する可能性が伝えられていたが、懸命のリハビリもあり先月4日からプレシーズントレーニングに参加。アメリカツアーで2試合に出場した一方、今月7日に行われたコミュニティ・シールドのマンチェスター・シティ戦では出番がなかった。

 ボローニャでプレー経験のある冨安は、これまでナポリやユベントスからの関心も報じられるなど、イタリア市場での人気が高い。インテルとアーセナルによる交渉の行方に注目が集まる。