Jリーグ 川崎フロンターレ

ゴミス、川崎移籍の背景告白「トルコやサウジからも…」Jリーグで引退視野

バフェティンビ・ゴミス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレは8日、トルコ1部ガラタサライを退団した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスとの契約合意を公式発表。同選手がJリーグ移籍に至った理由を語っている。

 同選手はこれまでオリンピック・リヨンをはじめリーグアン(フランス1部)複数クラブで活躍。オリンピック・マルセイユ時代には、現浦和レッズ所属DF酒井宏樹とチームメイトだった。またガラタサライ在籍時には、現FC東京所属DF長友佑都とともに主力選手としてトルコ1部リーグ優勝に貢献。サウジアラビア1部アル・ヒラルではAFCチャンピオンズリーグ決勝で浦和を下すなど、日本人選手やJリーグとの繋がりがあった。

 そんなゴミスは2022/23シーズン終了後にガラタサライを契約満了により退団。現地では中東移籍の可能性が報じられていたが、川崎への加入が正式決定。本人は先週末、フランス紙『レキップ』のインタビューで以下のようなコメントを残していたという。

 「自分の知らない国で、新たな、そして最後の挑戦を探しているんだ。トルコやサウジアラビアから声をかけてもらって嬉しいけど、もう戻らないね。トルコやサウジアラビアではすべてを勝ち取ったし、それ以上の成績を残すのは難しいと思う。自分自身をさらに豊かにするための経験をして、家族とともにピッチを越えた新しい冒険をしたいんだ」

 また同紙の報道によると、ゴミスと川崎の契約期間は2024シーズン終了後までとのこと。本人は現在もフランス国内でトレーニングに励んでいるが、来週にも来日するという。

 今夏のJリーグ移籍市場におけるサプライズとして注目を集めているゴミス。本人のコメントを踏まえると、川崎で現役を退く可能性も考えられる。