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鈴木彩艶にマンU移籍説再浮上!ロマーノ記者「浦和は今季残留望むも…」

鈴木彩艶 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、プレミアリーグ(イングランド1部)マンチェスター・ユナイテッド移籍を拒否と報じられていた。しかし、現地では依然として同選手の去就に注目が集まっている。

 鈴木は2021年に浦和のトップチームへ昇格。同年にYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞を受賞したほか、昨年7月のEAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で日本代表デビュー。有望株として期待されているものの、今季はここまでリーグ戦で出番がなく、ルヴァン杯5試合でプレー。昨季につづき、GK西川周作から正守護神の座を奪えていない。

 一方ユナイテッドのゴールキーパー陣では、GKダビド・デ・ヘアにかわる正守護神としてセリエA(イタリア1部)インテルからGKアンドレ・オナナが加入。鈴木については、トップチームのバックアッパー候補としてリストアップしたとみられている。

 鈴木がユナイテッドへ移籍する可能性については、パリ五輪参戦を目標とする上での出場機会確保という観点から、同クラブからのオファーを拒否したと日本国内で報じられている。またベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)も移籍先候補にあがっていたが、現地では日本代表GKシュミット・ダニエルがSTVVに残留する見込みだと伝えられている。

 しかし欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、鈴木がユナイテッドへ移籍する可能性が残っていると主張。ユナイテッドの専門サイト『ユナイテッド・スタンド』の公式YouTubeチャンネルに出演した際、同選手の去就について以下のように伝えたという。

 「浦和は来年1月まで鈴木を手元に残したいと考えている。ただユナイテッドから再びオファーが届いた場合には、状況が変化する可能性がある」

 なお英メディア『The Peoples Person』も、GKディーン・ヘンダーソンのノッティンガム・フォレスト移籍が間近であることを伝えた上で、鈴木の去就を特集。

 ロマーノ氏のリポートを引用した上で「浦和は今夏移籍で合意に至ったとしても、来年1月まで鈴木をチームに残したいと考えている。理想的なシナリオは、鈴木がユナイテッドからのレンタル移籍という形で今季いっぱい浦和に残る形だ」と綴っている。