徳島ヴォルティスは15日、明治安田生命J2リーグ第26節で東京ヴェルディに0-0と引き分け。リーグ戦6試合つづけて勝利なしとチーム状況が厳しい中、一部サポーターの行為がネット上で話題となっている。
徳島は東京V戦までのリーグ戦直近5試合で4分1敗。今月12日の天皇杯3回戦・柏レイソル戦で0-2と敗れた後、敵地の味の素スタジアムで東京Vと対戦した。ただJ2上位勢相手に苦戦。シュートわずか1本で前半を終えると、後半は防戦一方の展開に。それでも粘り強い守備で無失点に抑え、勝ち点1をつかんだ。
試合後、徳島の選手たちはアウェイまで駆けつけたサポーターに挨拶。アウェイゴール裏から拍手とブーイングが飛び交う中で選手たちがお辞儀した直後、前方にいたサポーター2名が選手たちにむけて中指を立てたのだ。
この時の様子は1分ほどの動画によりツイッター上で拡散。一部サポーターの行為に対する厳しい意見が噴出。クラブに対して当該サポーターの特定や処分を求める声も上がっている。
Jリーグでは対戦相手の選手やサポーターに対して中指を立てるなど、侮辱行為が後を絶たない。今年5月28日のベガルタ仙台対ジェフユナイテッド市原・千葉では、千葉サポーターにむけて中指を立てた仙台サポーター1名が試合途中でスタジアム退場処分を受けている。
今季ここまで5勝13分8敗と勝ちきれない試合が多く、18位に沈んでいる徳島。選手とともにフラストレーションを溜めるサポーターの気持ちも理解できるが、ピッチで全力を尽くした選手へのリスペクトが求められる。
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