7月15日〜16日に行われた、2023明治安田生命J1リーグの第21節。今シーズンも後半戦に入り、順位争いが熾烈になる中、京都サンガ(15位)が名古屋グランパス(3位)に2-1で勝利、川崎フロンターレ(7位)が横浜F・マリノス(2位)に1-0で勝利、など上位勢を破りチームに勢いをつける結果となった。
ここでは、そんなJ1第21節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介する。
GK:ヤン・ハンビン(セレッソ大阪)
今第21節、浦和レッズとの上位対決に臨み2-0と無失点勝利を果たしたセレッソ大阪。決して危ない場面がなかった訳ではないが、90分を通して守備陣の高い集中力が際立つ試合だったと言えよう。特にGKヤン・ハンビンは、守護神として大きな役割を果たしている。ビルドアップはもちろん、後半のPKストップが試合の流れに与えた影響は計り知れない。決定機を阻止する活躍で、勝利の立役者となった。
DF:車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
横浜F・マリノスとの“BIG神奈川ダービー”に望んだ、第21節の川崎フロンターレ。1-0と接戦をものにした試合の中、DF車屋紳太郎が攻守で果たした役割は大きかった。守備では、FWアンデルソン・ロペス、MFエウベル、MFマルコス・ジュニオールら横浜FM自慢の攻撃陣を食い止め続け、攻撃では最終盤に身体で押し込む、値千金の先制点を挙げ勝利を呼び込んだ。
DF:ドウグラス・グローリ(アビスパ福岡)
第19節から見事3連勝となった第21節のアビスパ福岡(対湘南ベルマーレ)。終盤まで1点を争う試合の中、DFドウグラス・グローリは攻守両面で魅せた。ロングボールを弾き返す空中戦の強さ、攻撃陣を危険なエリアに入れない身体の強さで立ち塞がり湘南をシャットアウト。極めつけは、華麗な反転からのシュートで唯一の得点を奪い、チームに勝利をもたらした(1-0)。
DF:藤原奏哉(アルビレックス新潟)
北海道コンサドーレ札幌の攻撃を抑え込み、完封勝利を収めたアルビレックス新潟(1-0)。リーグ屈指の攻撃力を誇る札幌を前に、右サイドバックとして出場したDF藤原奏哉は終始集中力の高い対応を見せていた。空中戦では果敢に競り合って自由を許さず。攻撃でも完璧なタイミングで裏に抜け出し、鋭いクロス先制アシストするなど、唯一の得点を生み出す働きを見せた。
MF:ネタ・ラヴィ(ガンバ大阪)
柏レイソルを破り、2連勝を果たした第21節のガンバ大阪(3-1)。そんな試合の中、中盤中央で一際光る活躍を見せたのがMFネタ・ラヴィだ。正確な読みとポジショニングで再三ボールを奪取。そこから広い視野で味方を捉え、正確なパスで攻撃につなげていた。先制点の場面でも、急所を突く斜めのパスで絡むなど、攻守両面で躍動した。
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