元ガンバ大阪所属選手の日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツでブレイク。FW伊東純也擁するスタッド・ランスをはじめリーグアン(フランス1部)複数クラブからの関心が報じられる中、安価な移籍金で獲得する価値のある選手として注目を集めている。
米メディア『ESPN』は「最も価値のある移籍」と見出しをうち、最小限の移籍金で獲得できる可能性のある選手として中村、MFゼキ・アムドゥニ(バーゼル)、MFモハメド・カバ(ヴァランシエンヌFC)、MFアーサー・フェルメーレン(ロイヤル・アントワープ)、MFアラン・バレラ(ボカ・ジュニアーズ)、MFジャンルカ・プレスティアーニ(CAベレス・サルスフィエルド)の6名を紹介している。
また中村の移籍金を800万ユーロ(約12億5000万円)と見積もった上で、同選手のプレースタイルを以下のように説明している。
「彼はオーストリア1部LASKリンツで素晴らしいシーズンを過ごし、多くの関心を集めている。先月には日本代表戦2試合目で初ゴールをマーク。決定力だけでなく、チャンス演出のクオリティも高い」
「オフ・ザ・ボールの動きだと、ベストなタイミングでペナルティエリアに走り込んでチャンスを作り、冷静にゴールを決める。テクニックも優れている。繊細なボールタッチを得意とする中村は、ボールを前線へ運び、ディフェンスラインの背後にパスを出すチームメイトを見つけることに長けている」
中村は2021年8月にG大阪からリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、2022/23シーズンはオーストリア1部リーグで31試合に出場して14ゴール7アシストをマークしている。
またフランス、イングランド、ドイツの複数クラブが移籍先候補にあがる中、リンツの幹部は先月下旬の会見で「中村を手放すつもりはない。(オファーが)1000万ユーロ(約14億円)以下では交渉しない」とコメント。フランス国内クラブから1100万ユーロ(約17億円)のオファーが届いた可能性も報じられている。
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