Jリーグ アルビレックス新潟

新潟サポの行為に賛否。札幌戦勝利で“すすきのへ行こう”熱唱。煽りと解釈も

アルビレックス新潟のゴール裏 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟は今月15日に行われた明治安田生命J1リーグ第21節で、北海道コンサドーレ札幌に1-0で勝利。アウェイ戦に駆けつけた新潟サポーターによる試合後の行動が、ネット上で注目を集めている。

 新潟は前半、札幌に主導権を握られたものの、後半に入って反撃。53分にFW鈴木孝司がグラウンダーのクロスを押し込んで先制点を奪う。ただ61分にDF新井直人が一発退場。再び防戦一方となったが、最後までリードを守り切り勝ち点3をつかんだ。

 支配率36%、シュート3本と厳しい試合展開だった中での白星であるだけに、新潟サポーターから歓喜が。札幌サポーターが勝利後に歌うチャントである「すすきのへ行こう」を熱唱した。

 その新潟サポーターの様子は、瞬く間にツイッター上で拡散。新潟の勝利を祝福するメッセージが寄せられているが、チャントを使われた側の札幌サポーターからは怒りの声が噴出。ただ一方で札幌が攻めあぐねたこともあり、「煽られても仕方ない」「歌われるような試合をしたのが悪い」などと肩を落とす札幌サポーターもいる。

 ただそれでも、繫華街すすきので両クラブサポーターの交流を報告するSNSユーザーも見られるなど、15日の夜には新潟サポーターの行為を巡る論争は収束に向かいつつあるようだ。

 Jリーグでは、今月12日に行われた天皇杯3回戦のFC東京対東京ヴェルディ(東京ダービー)で、FC東京サポーターがゴール裏に「目の前の緑を踏み台にアジアへ」「Where is your HOME?」 「久しぶり!今までどこ行ってたの?てか誰?」 「川崎市多摩区菅仙谷3丁目18」と対戦相手の挑発を目的とした横断幕を掲出。

 FC東京サポーターが違反行為に及んだこともあり、相手に対するリスペクトを求める声が上がるなど、サッカー文化のひとつである煽り行為の是非が問われている。