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元名古屋DF菅原由勢にフランス移籍浮上。幹部「AZと交渉」EL出場も

菅原由勢 写真:Getty Images

 元名古屋グランパス所属選手の日本代表DF菅原由勢は、オランダ1部AZアルクマールに所属。MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCP移籍の可能性が報じられているが、ここにきてリーグアン(フランス1部)スタッド・レンヌが新天地候補に浮上している。

 レンヌのフロリアン・モーリスTD(テクニカルディレクター)は今月、フランス・レンヌの地元テレビ局『TVR』のスポーツ番組に出演。同クラブの補強計画について語っているが、右サイドバックと控えゴールキーパーの獲得が最優先であることを明かしたという。

 また右サイドバックの新戦力候補について聞かれると、FCコペンハーゲン所属DFケビン・ディクス獲得の可能性を否定。その上で「菅原は我々が注目している選手のひとりだ。AZとは何度か交渉している」とコメント。ナント所属DFファビアン・セントンズへの関心も認めている。

 レンヌは元日本代表MF稲本潤一(現南葛SC所属)の古巣。2018/19シーズンに国内カップ戦を制覇したほか、2022/23シーズンのリーグ戦では首位パリ・サンジェルマンから勝ち点17差の4位で終了。2023/24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場を決めている。

 菅原は2019年6月に名古屋からAZへ期限付き移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、2020年に完全移籍へ移行し、2025年6月までの複数年契約を締結する。そして2022/23シーズンはオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では12試合中11試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてベスト4入りに大きく貢献していた。