かつてジュビロ磐田やサンフレッチェ広島でプレーしていた日本代表MF川辺駿は先月、スイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒを退団。プレミアリーグ(イングランド1部)ウルバーハンプトン・ワンダラーズへ復帰せず、ベルギー1部スタンダール・リエージュへ完全移籍する見通しだと、現地で報じられている。
川辺は2021年7月に広島からグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、昨年1月にウルバーハンプトンへの完全移籍が正式決定。ただレンタル移籍によりグラスホッパーにとどまると、2022/23シーズンもリーグ戦33試合の出場で9ゴール8アシストをマークするなど、結果を残していた。
グラスホッパーは5月25日、レンタル移籍期間満了による川辺の退団を公式発表。同選手の今後について「ホームクラブに戻ることになる」としていた。
しかし『Voetbal』をはじめベルギー複数メディアの報道によると、スタンダールが完全移籍での川辺獲得に動いているとのこと。選手サイドが今週はじめにスタンダールからの3年契約オファーに興味を持っているほか、クラブ間交渉も進んでいるとのこと。移籍金150万ユーロ(約2億4000万円)で合意に達する見通しであり、近日中にも正式決定する可能性があるようだ。
スタンダールはこれまでベルギー1部リーグを8度制覇。2022/23シーズンはレギュラーシーズンを6位で終えたが、5位から8位の4クラブによるプレーオフで2分4敗。2023/24シーズンの欧州カップ戦出場権を獲得できなかった。また同クラブはかつて元日本代表のGK川島永嗣、サガン鳥栖MF小野裕二、名古屋グランパス所属FW永井謙佑を擁していた。
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