MF:岩尾憲(浦和レッズ)
サガン鳥栖を相手に、2-1で接戦を制した第19節の浦和レッズ。序盤に先制を許す難しい展開の中でも、MF岩尾憲の冷静なプレーぶりは随所に光っていた。1点目のサイドの崩しでは的確なパス回しで絡み、一瞬の隙も見逃さない超ロングフリーキックでチームに逆転ゴールをもたらしている。安定感のあるつなぎと、2点に絡む活躍でチームの連勝に大きく貢献したと言えよう。
MF:金森健志(アビスパ福岡)
4連敗と苦しむアビスパ福岡は、連勝で波に乗るセレッソ大阪と今第19節で対戦。試合序盤に得た1点を守り抜き、5月3日以来となる勝利を収めた。そんな久々の白星に大きく貢献したのがMF金森健志だ。先制点の場面では、縦突破からタイミングを外したクロスでアシストを記録。その後も終盤まで仕掛ける姿勢を崩さない怖さを見せている。また、素早い切り替えのプレスバックなど守備でも躍動。福岡のJ1通算100勝となる節目の試合で存在感を示した。
MF:俵積田晃太(FC東京)
新体制での連勝を狙うFC東京は、第19節で同じく今季監督交代に踏み切った柏レイソルと対戦。1-0で接戦をものにした。序盤から攻勢に出たチームにあってMF俵積田晃太は再三左サイドから仕掛け、ファウルでしか止められないような切れ味鋭いドリブルを披露。結果的に唯一の得点となった先制点の場面では、ピンポイントのクロスでアシストも記録した。
MF:マテウス・カストロ(名古屋グランパス)
川崎フロンターレを相手に2-0で勝利を収めた第19節の名古屋グランパス。今節も鋭い攻撃を牽引したのが、MFマテウス・カストロだ。敵陣深くを抉る突破などで決定機を演出し、先制点の場面でも鋭いクロスで相手GKのミスを誘発。得点こそ挙げられなかったものの、攻撃時には圧倒的な存在感を放ち怖さを出し続けていた。
FW:三戸舜介(アルビレックス新潟)
6月のMF伊藤涼太郎の海外移籍(シント=トロイデン)以降、誰が攻撃を牽引していくのかが注目されるアルビレックス新潟。今第19節の活躍を見れば、FW三戸舜介はその筆頭候補と言えよう。序盤から効果的なドリブルで味方の時間を作り、一瞬のスピードとボールタッチから先制点をマーク。2点目の場面でもスピード感を活かしたボールの出し入れに絡んだ。2試合連続となる最前線での起用に応える活躍で、上位撃破に貢献した(対サンフレッチェ広島2-0)。
FW:アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)
5連勝と絶好調の横浜F・マリノスは、今第19節の湘南ベルマーレ戦でも圧倒的な攻撃力を見せて連勝を6に伸ばした(4-1)。2得点を挙げ大勝に貢献したのがFWアンデルソン・ロペスだ。1点目の場面では、相手のミスで得たチャンスを確実に仕留める決定力を、2点目の場面ではコースを突くヘディング技術をそれぞれ見せつけた。今季も後半戦に入り、首位を走る横浜FM。得点ランキングトップを走るロペスが、どこまで得点数を伸ばすのかにも注目だ。
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