Jリーグ ベガルタ仙台

仙台サポ激怒。山形戦大敗で「監督出てこい」磐田・後藤啓介に抗議で波紋も

伊藤彰監督 写真:Getty Images

 ベガルタ仙台は1日、明治安田生命J2リーグ第23節モンテディオ山形戦(みちのくダービー)で大敗。FW藤本佳希に4ゴールを決められたこともあり、試合後に仙台サポーターが不満を爆発。伊藤彰監督の説明を要求している。

 仙台は直近のリーグ戦3試合白星なしで迎えたダービーマッチで、前半5分に先制点を許すと、前半終了間際にも失点。後半キックオフ直後にFWホ・ヨンジュンのゴールで1点差に詰め寄ったが、藤本の勢いを止められず、13年ぶりのみちのくダービー敗北という歴史的屈辱を味わった。

 それだけにアウェイゴール裏の仙台サポーターは試合後、応援フラッグがピッチレベルに置かれた状態で太鼓のリズムにあわせて「監督出てこい!」と一斉に声出し。この様子がツイッター上で拡散されると、仙台サポーターの言動に対して賛否両論が沸き起こっている。

 仙台サポーターの言動については、先月11日のジュビロ磐田戦後の出来事が波紋を呼んだ。この試合では、一部サポーターが磐田所属FW後藤啓介のゴールパフォーマンスに抗議。試合後にバス囲みを行うと、クラブは3日後に公式サイトを通じて謝罪している。

 ただクラブには「今回の事象で当事者に対する処分がないのは納得できない。関与したサポーターを特定する努力をして処分すべきだ」「今回の事象は一部のサポーターが主導したのではないか。事実確認をして、関わったのであれば責任を取らせるべきだ」と、当該サポーターの処分を求める意見が寄せられており、先月30日に回答。

 「関与したサポーターの特定と処分につきましては、様々な情報が寄せられ、当クラブでも関係者からのヒアリング等の調査を進めておりますが、今回の事象には多数のサポーターが関わっており、事実関係の正確な把握が難しい状況です。この状況は、当クラブの危機管理体制の不備が招いたものであり、ご迷惑とご心配をおかけして大変申し訳ございません」としている。