
かつてモンテディオ山形やセレッソ大阪に在籍していたMF坂元達裕は、ベルギー2部KVオーステンデに所属。日本代表FW伊東純也の古巣KRCヘンク、DF渡辺剛擁するKAAヘントからの関心が報じられる中、現地メディアが坂元とヘントの交渉状況を伝えている。
オーステンデが2部降格となったこともあり、主力選手として活躍していた坂元への関心は絶えない。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が先月下旬に「坂元は以前からヘントやヘンクの獲得候補にあがっている」と報じると、ベルギーメディア『Voetbal』は今月11日に争奪戦の行方をリポート。ヘントは移籍金200万ユーロ(約3億円)での獲得を狙っており、ヘンクとの獲得レースで優位に立っているという。
一方、オーステンデのSD(スポーツディレクター)は23日、同選手の去就について「2部リーグに残りたくない選手もいる。坂元のような選手には多くのクラブが関心を寄せているが、我々は彼をこのまま退団させるつもりはない。彼の獲得に興味を持っているクラブは、ある程度の移籍金を用意する必要があるだろう」と、ヘンクやヘントに対してメッセージを送っている。
そんな中、『Het Nieuwsblad』はヘントの補強戦略を特集。これによると、ヘントは27日のプレシーズントレーニングに渡辺を含めて20人しか参加しておらず、ハイン・バンハーゼブルック監督はさらなる補強を望んでいるという。また同紙は坂元獲得の可能性について「まだ交渉がまとまっていない」とリポート。同選手の移籍先決定には時間を要するものとみられる。
元日本代表FW久保裕也の古巣であるヘントは、2022/23シーズンのベルギー1部リーグを5位で終了。プレーオフを5勝1分で終え、2023/24シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得している。
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