ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを退団した日本代表MF鎌田大地は、MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍がほぼ確実と報じられている。しかし、ミランの元スカウトからは、鎌田獲得報道に疑問の声が上がっている。
鎌田はフランクフルトの主力選手として、昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もリーグ戦32試合の出場で9ゴール6アシストをマークしている。また昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会に参戦すると、今月開催のキリンチャレンジカップ2023でも日本代表に招集。ペルー戦では鮮やかなトラップからチャンスを演出するなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。
そんな鎌田の去就については、イタリア国内の複数メディアが「年俸300万ユーロ(約4億5000万円)による4年契約でサインを交わす」と報道。今月20日開催のキリンチャレンジカップ2023ペルー戦後にメディカルチェックを受けるとみられている。
しかし、かつてミランやナポリのスカウトを務めていたマッシモ・モラレス氏はイタリア紙『トゥットスポルト』を通じて、鎌田がミランで通用する可能性について以下のように疑問を呈している。
「鎌田は攻撃的ミッドフィルダーである。彼はフィジカルに優れており、スピードはないが、テクニックはある。確かに彼はスター選手ではないが、ミランにとって有益な選手ではある」
「アジア市場の関心を集めることもできるだろうが、今のところ鎌田はトップレベルのサッカー選手ではない。(昨年夏にクラブ・ブルッヘからミランへ加入した)チャールズ・デ・ケテラエルの方がいいと思う」
フランクフルトの一員として欧州の舞台で活躍してきた鎌田。イタリア国内で沸き起こる懐疑論を覆すようなパフォーマンスが求められる。
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