フィリップ・トルシエ監督が率いるベトナム代表(FIFAランキング95位)は20日、ナムディン省のティエンチュオン・スタジアムにシリア代表(同90位)を招いて国際親善試合を行った。この試合では、FWグエン・コン・フオン(横浜FC)がスタメン出場。積極的にシュートを放つなど果敢なプレーを見せたが、ゴールを奪うことはできずに前半だけで退いた。
試合後、コン・フオンは自身のパフォーマンスを振り返って「それほど悪くなかったと思う」と評した。コン・フオンが最後にベトナム代表として出場したのは2022年9月27日のインド戦で、実に約9か月ぶりの代表戦。トルシエ監督の就任後では、今回のシリア戦が初出場となった。
久々の代表戦となったことについてコン・フオンは、「長く一緒にプレーしてきた選手が多いので問題ない。問題があるとすれば、この時期のベトナムが暑すぎることだ」と話した。
なお、この試合は後半立ち上がり、コン・フオンに代わって途中出場したFWファム・トゥアン・ハイが決めた技ありミドルシュートでベトナムが1-0で勝利した。シリア戦後、コン・フオンは日本に戻り、横浜FCで出場機会を得るため、トレーニングに励むという。
日本で出場機会に恵まれない日々を過ごしていることについてコン・フオンは、「高いレベルの選手たちと触れ合うことができ、ピッチ内外でとても充実していると感じている。日本で得た経験を代表チームに還元したい」と語っていた。
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