元浦和DF橋岡大樹、ブンデス移籍へ前進。独紙「ケルンの右SB退団か」

　元浦和レッズ所属選手の日本代表DF橋岡大樹は、ベルギー1部シント=トロイデンVV（STVV）からブンデスリーガ（ドイツ1部）ケルンへの移籍に近いと現地で報じられている。

　同選手は2021年1月に浦和からSTVVへ移籍。加入直後から右サイドバックでレギュラーに定着すると、2022/23シーズンはリーグ戦34試合中31試合の先発出場で4アシストをマーク。右サイドを主戦場にほぼ全試合でスタメン出場したほか、今年3月には東京五輪以来となる代表戦出場を果たしている。

　そんな橋岡は今年2月、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』のインタビューで「みなさんご存知の通り、僕はもっと上を目指しています。この夏にステップアップ移籍が可能なら、お願いしたいですね」と移籍の可能性を示唆。

　するとベルギーの地元メディア『Truineer』が今月5日になって「ケルンはすでにSTVVに対して、橋岡の獲得オファーを提示している。移籍金は150万ユーロ（約2億2000万円）だ」と伝えている。

　そんな中、ドイツ紙『エクスプレス』はケルンの右サイドバック事情を特集。これによると、DFキングスレー・シンドラーは今月末に契約満了を迎える中、契約延長オファーを受け入れるか不透明とのこと。

　トルコ1部昇格クラブであるサムスンスポルからの関心が報じられているほか、ケルン幹部のクリスチャン・ケラー氏は「彼には他クラブからのオファーがある。彼がそれを受け入れるかどうかはまだ分からない」と語ったという。

　また同紙は「シンドラーが移籍する場合、ケルンは右サイドバックでプレー可能な選手を獲得する必要がある」とし、有力候補に橋岡を挙げている。

　なお現在29歳のシンドラーは、2021/22シーズンからケルンに在籍。今季はブンデスリーガ29試合の出場で3アシストも、スタメン出場はわずか8試合と控え要員に甘んじていた。