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古橋亨梧と旗手怜央の移籍容認も。ロジャーズがセルティック監督就任で合意

古橋亨梧(写真左)と旗手怜央(写真右) 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックは、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーへ行ったアンジェ・ポステコグルー監督の後任として、ブレンダン・ロジャーズ氏を招へいすることで合意。ロジャーズ氏が主力選手の退団を容認していることから、日本代表FW古橋亨梧やMF旗手怜央が移籍する可能性は高まったとみられる。

 セルティックは2021年6月に横浜F・マリノスからポステコグルーを引き抜き。直近2年間で古橋や旗手など計6名の日本人選手を獲得すると、今季はリーグ連覇とスコットランド3冠を達成。ただポステコグルーは今月はじめにセルティック監督を退任し、トッテナム指揮官に就任している。

 セルティックの次期監督候補には、一時横浜FMののケヴィン・マスカット監督をはじめ8名があがっていた。ただ英メディア『スカイスポーツ』の報道によると、セルティックはロジャーズ氏と長期契約を結ぶことで合意に達した模様。今週中にも同氏の監督就任を公式発表するという。

 そのロジャーズ氏は先日、英メディア『デイリーレコード』のインタビューでセルティック所属選手の去就に言及。「選手が5,6倍(の年俸)でプレミアリーグに移籍できるとしたら、それを止めるのはかなり難しい。セルティックは偉大なクラブだが、金銭面ではプレミアリーグ所属クラブと同じレベルにいるわけではない」と、退団を容認する姿勢を見せていた。

 一方、古橋や旗手はセルティックの主力選手として活躍。両選手ともにセルティックとの契約を2年以上残しているが、トッテナムをはじめプレミアリーグ複数クラブからの関心が報じられている。

 なおロジャーズ氏はかつてスウォンジーやリバプールを率いていたほか、2016/17シーズンから2018/19シーズン途中までセルティックを指揮。2019年2月にセルティックとの契約を解除して、レスターの監督に就任したが、今年4月に成績不振によりレスターを離れていた。