ラ・リーガ レアル・マドリード

「“カズ”三浦知良は56歳でも…」レアル退団アザールの引退説に元選手反発

三浦知良 写真:Getty Images

 今季限りでラ・リーガ(スペイン1部)レアル・マドリードを退団した元ベルギー代表FWエデン・アザールには、現役引退の可能性が取りざたされている。そんなアザールの去就に対して、母国ベルギー国内からは現役続行を勧める声があがっているほか、今季までポルトガル2部オリベイレンセに所属していた元日本代表FW三浦知良と比較されている。

 アザールは2019年6月にチェルシーからレアル・マドリードへ完全移籍も、加入1年目の2019/20シーズンから怪我に悩まされてリーグ戦16試合の出場にとどまる。その後も出場機会を確保できず、今季はリーグ戦でわずか6試合の出場。レアル・マドリードとは来年6月まで契約を残していたものの、双方合意のもと契約解除により退団している。

 同選手の今後については、フランス紙『レキップ』など複数メディアが現役引退の可能性を報道。「マドリードに残って、家族との時間を大事にする」と伝えていたが、元オランダ代表選手のヨハン・ミュルデル氏は引退の可能性に反発。

 ベルギーメディア『Voetbal』の報道によると、ミュルデル氏は「彼は3年間子供たちと遊んでいるけど、もう飽き始めているんじゃないの?」とアザール度重なる戦線離脱に対して皮肉を込めると、「彼はまだ32歳だ。三浦知良は56歳でもプレーしている。ルカ・モドリッチは37歳だし、ズラタン・イブラヒモビッチは41歳まで現役だったんだ」とコメントを残したという。

 なおアザール本人はベルギーメディア『RTBF』のインタビューで現役続行の可能性を示唆。移籍先候補として、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)や弟のMFキリアン・アザールが所属するベルギー1部昇格組RWDモーレンベークなどがあがっている。