
MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)
5連勝の後、3連続引き分けで迎えた今第17節の鹿島アントラーズ。勝利で再度勢いに乗りたかったこの試合、前半に挙げた「虎の子の1点」を守り切り見事な完封勝利を挙げた(対湘南ベルマーレ1-0)。そんな鹿島に勝利を呼び込む得点を挙げたのがMF樋口雄太だ。前半の終了間際に得たフリーキックのチャンスを、キーパーの手が届かない美しい軌道で蹴り込み先制点をマーク。守備でも終始献身的な働きでウノゼロの勝利に貢献した。

MF:脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
これ以上上位勢と離されたくない川崎フロンターレは、同じく虎視眈々と上位を狙うサンフレッチェ広島と対戦。案の定1点を争う締まった試合となったが、川崎らしい華麗なパスワークから生まれたMF脇坂泰斗のゴールで、苦しみながらも勝ち点3を手にした(1-0)。川崎は次節に浦和レッズ、さらにその次も名古屋グランパスと上位勢との直接対決が続く。一気に順位を上げるためにも、MF中村憲剛(2020年引退)の背番号14を受け継ぐ脇坂の活躍は必要不可欠だ。

MF:平戸太貴(京都サンガ)
8試合勝ちが無く、前節までで6連敗に苦しんだ京都サンガ。しかし、今第17節ではアルビレックス新潟を相手に3-1と勝利し、ようやく長いトンネルを脱した。そんな久々の勝利を挙げた試合で、質の高いプレーを見せていたのがMF平戸太貴だ。高精度のコーナーキックで先制点を生み出し、クロスバー直撃のミドルでも会場を湧かせた。得点、アシストこそつかなかったが、3戦連続となるスタメン起用に応えるだけの働きをしたと言えよう。

FW:アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)
前節終了時点で今季すでに11得点を挙げていた横浜F・マリノスFWアンデルソン・ロペス。3試合連続の複数得点がかかる今第17節でも、そのパフォーマンスは高かった。序盤に得たPKを落ち着いて沈めて先制点をマークすると、最終盤にはチームを救う同点弾を決めて連続複数得点試合数を伸ばした(対柏レイソル4-3)。得点ランキングでも暫定的にトップに立ち、次節サンフレッチェ広島との上位対決でも得点の期待感は増す結果となった。

FW:マテウス・カストロ(名古屋グランパス)
3連勝と波に乗る名古屋グランパスは、今第17節でアビスパ福岡と対戦(2-1)。互いに好守が目立つ締まった試合の中でも、攻撃面でのFWマテウス・カストロは十二分に相手の脅威となったと言えよう。PK成功による先制点はもちろんだが、その他の場面でも強烈なフリーキックやワンタッチで2人を外すテクニックでゴールを脅かすなど、随所に怖さを発揮した。

FW:イッサム・ジェバリ(ガンバ大阪)
週中の天皇杯では屈辱の敗戦を味わったガンバ大阪(対JFL高知ユナイテッド1-2)。しかし、リーグ戦では直近2連勝とようやく光が見え始めた中迎えた今第17節は、まさしく「無双状態」となったFWイッサム・ジェバリの圧巻の働きで勝利を収めた(対FC東京3-1)。チームが序盤から攻勢に出る中、後方からのボールを確実に収めて攻撃につなげ、ゴール前でも高い集中力と正確なポジショニングで2ゴールをマーク。3連勝の立役者となった。
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