かつてFC東京に在籍していたDF渡辺剛は、ベルギー1部KVコルトレイクからヘントへの完全移籍が確実とみられている。そんな中、現地メディアが同選手の移籍金を報道。今季ベルギー1部リーグ唯一のフィールドプレーヤー全試合フル出場を達成したこともあり、コルトレイク史上最高額での放出となったようだ。
同選手は2021年12月にFC東京からコルトレイクへ完全移籍。2021/22シーズンは6試合の出場にとどまっていたが、今季はリーグ戦全試合でフル出場。インターセプト数313回、タックル勝率82%、チャレンジ勝利数350回、守備時空中戦202回と4つのスタッツでベルギー1部リーグトップの数値をマークしてシーズンを終えている。
渡辺はコルトレイクとの契約を2025年6月まで残す中、ベルギー1部クラブ・ブルッヘやヘントからの関心が報じられていた。するとヘントの専門サイト『バッファローリークス』は今月6日に「ヘントからのオファーをコルトレイクが受け入れた」とリポート。「渡辺はヘントのメディカルチェックを通過した」と伝えていることから、まもなくヘントへの完全移籍が公式発表されるとみられる。
そんな中、ベルギーメディア『Voetbal』は9日に「ヘントはコルトレイクから渡辺を移籍金350万ユーロ(約5億3000万円)で獲得した」と報道。「コルトレイクは過去にこれほどの金額でベルギー国内クラブに選手を売却したことがない」と、国内移籍限定でのクラブ史上最高額を更新したこともあわせて伝えている。
ヘントは元日本代表FW久保裕也の古巣であり、今季のベルギー1部リーグを5位で終了。プレーオフを5勝1分で終え、来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得している。
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