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浦和戦計画も…シュツットガルト来日見送り「ブンデス残留争いの影響で…」

遠藤航(写真奥は伊藤洋輝) 写真:Getty Images

 日本代表MF遠藤航、DF伊藤洋輝、MF原口元気らを擁するVfBシュツットガルトは6日、プレーオフのハンブルガーSV戦2ndレグで3-1と勝利。2試合合計6-1でブンデスリーガ(ドイツ1部)残留を決めた中、日本ツアー計画が破談。遠藤の古巣である浦和レッズと対戦する可能性が消滅している。

 シュツットガルトの来日計画については、先月中旬にドイツ紙・シュツットガルトの地元紙『シュトゥットガルター・ツァイトゥング』が「シュツットガルトは日本での知名度をさらに高めたいと考えており、早ければ今年夏にもキャプテンの遠藤航の母国への遠征する」とリポート。日本ツアー実現の可能性がブンデスリーガ残留争い次第とした上で、対戦相手候補に浦和の名前を挙げていた。

 しかし地元紙『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』は今月6日になって「シュツットガルトは予定していた日本への遠征を見送る」と報道。日本ツアー見送りの理由について「長いブンデスリーガ残留争いは、6日夜のハンブルガー戦勝利で終わりを告げたばかりだ。2部は7月末に開幕するので、プレシーズンの準備もすべて変わってしまうことになる」とし、2部降格の可能性も想定していたことに触れている。

 ただ一方で「延期されたからといって、見捨てられたわけではない。どこかのタイミングでより計画面での安全性が確保されることを望んでいる」と、将来的な日本ツアー実施の可能性にも触れている。

 なおシュツットガルト所属選手の去就については、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』が先月末に「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と現有戦力の放出必至と主張。放出候補に遠藤が含まれているとしている。また伊藤については、セリエA(イタリア1部)ナポリがDFキム・ミンジェの後釜候補としてリストアップしたと報じられている。