元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、今年7月に明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸を退団することが決定。サウジアラビア1部アル・ヒラルやMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミなどが新天地候補にあがる中、アルゼンチン国内クラブとの交渉が報じられている。
アルゼンチン紙『TyCスポーツ』の報道によると、アルゼンチン1部ボカ・ジュニアーズのガブリエル・ミリート監督がイニエスタに連絡し、同クラブへの移籍を説得しているとのこと。ボカ・ジュニアーズの会長は現地メディアのインタビューで「ミリートは、イニエスタが来たいのかどうかを確認するために話をした。彼らは友人である。具体的なことは何もない」と語ったという。
またアルゼンチンメディア『soyxeneize』が先月末に報じたところによると、イニエスタ本人は「ボカ・ジュニアーズのフアン・ロマン・リケルメ副会長とは、すでにメッセージを交換している。彼とのやり取りは今も続いている」と語っている模様。年俸は最大でも200万ドル(約2億8000万円)しか用意できず、神戸で受け取っている金額の10分の1程度とみられる。
ミリート監督は現役時代にバルセロナで2007/08シーズンから4年間プレー。出場機会こそ限られていたものの、イニエスタの元チームメイトだ。またボカ・ジュニアーズでプロキャリアをスタートしたリケルメ氏も、2002/03シーズンにバルセロナでプレーしている。
なおイニエスタの新天地については、スペイン・バルセロナの地元紙『ラ・バングアルディア』が「MLSのインテル・マイアミは、すでにイニエスタの状況について問い合わせている。選手本人は今後数週間のうちに新天地を決める予定だ」とリポート。カタールやUAE国内クラブ、アル・ヒラルからの関心もあわせて伝えている。
またタイメディア『Buaksib』は先月末、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドからの関心を報道。ただパトゥムのトンチャイ・スックコーキー監督は、自身のインスタグラムアカウントを通じてイニエスタ獲得の可能性を否定している。
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