日本代表MF相馬勇紀は、明治安田生命J1リーグ名古屋グランパスからポルトガル1部カーザ・ピアACへレンタル移籍中。今季終了後にも買い取りオプション行使により、カーザ・ピアに残留する見通しだと現地で報じられている。
相馬は昨年に名古屋の主力選手として活躍したほか、FIFAワールドカップ・カタール大会でも1試合に出場。今年1月に名古屋からカーザ・ピアへ買い取りオプション付きの半年レンタルにより加入すると、1月22日のデビュー以降全試合でプレー。今月はじめには森保一監督が現地視察に訪れると、6月に行われるキリンチャレンジカップでの代表復帰を決めている。
ポルトガル紙『レコルド』は26日、相馬の去就について「彼はもう1シーズンカーザ・ピアでプレーする。現在、完全獲得に向けての交渉が進んでいる」と報道。
これによると、カーザ・ピアのフィリペ・マルティンス監督は27日のポルトガル1部リーグ最終節を前に「相馬は我々の選手であり、我々のやり方にうまく溶け込んでいる。何か不都合なことがない限り、彼はカーザ・ピアの来シーズンの計画の一部だ」とコメント。
「もし彼がここにいないのであれば、それは彼がよりレベルの高い場所へ行ったという良い兆候だ。彼はそれに値する。(彼の活躍は)嬉しいサプライズだ。日本代表のようなチームでプレーするのは簡単なことではない。彼に興味を持っているクラブは他にもあると思うが、来シーズンも彼に頼りたい」とステップアップ移籍の可能性を明かしつつ、相馬の引き留めに全力を尽くす構えを見せている。
なおカーザ・ピアは今季ここまで11勝8分14敗。来季欧州カップ戦出場圏内の6位アウロカから勝ち点10差の10位に沈む中、27日の最終節でジル・ヴィセンテと対戦する。
コメントランキング