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デュッセルドルフ田中碧を独紙酷評「移籍金7億円だと…」W杯後の不振影響

田中碧 写真:Getty Images

 日本代表MF田中碧は、今季限りでのドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ退団が噂されている。MF鎌田大地の後釜としてブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトに加入する可能性も報じられる中、現地メディアが同選手の去就について見解を示している。

 同選手は2021年6月に川崎フロンターレからデュッセルドルフへ移籍。今季はここまでリーグ戦22試合の出場で1ゴール1アシストをマークしているが、カタールW杯後は低調なパフォーマンスを露呈。今年3月に2試合でベンチスタートとなると、4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂。一足早くシーズンを終えている。

 そんな田中はデュッセルドルフとの契約を2025年6月まで残す中、今月はじめにドイツ誌『ビルト』のインタビューで「来季どうなるかは分かりません。今は復帰にむけて全力を注いでいます」と去就不透明であることを認めていた。

 すると同誌は24日、デュッセルドルフ所属選手の去就を特集。財政面で余裕がないとして、「田中ら3選手の放出により、貴重な収入を得るだろう」と伝えている。

 また田中については「500万ユーロ(約7億1200万円)の退団条項は今月末で切れるが、今季の不調ぶりを見れば、どのクラブもそれだけの金額を払わないことは予想できる」と、今季のパフォーマンスを酷評。「300万ユーロ(約4億4000万円)で移籍できることは、選手にとっても利益になる」と綴っている。

 なおデュッセルドルフはリーグ戦最終節のみを残す中、プレーオフ出場圏内の3位ハンブルガーSVから勝ち点8差の6位。ブンデスリーガ昇格の可能性が消滅しているだけに、選手の大幅な入れ替えが予想されている。