ガンバ大阪はイスラエル代表MFネタ・ラヴィらを擁する中、明治安田生命J1リーグで最下位に低迷。ネタ・ラヴィの母国メディアがチームの現状について厳しい見解を示している。
G大阪は今季開幕から下位に低迷。20日にパナソニックスタジアム吹田で行われたJ1リーグ第14節の横浜F・マリノス戦では、クラブの姿勢に不満を抱くゴール裏団体『ガンバ大阪サポーター連合』が応援をボイコット。チームも0-2と敗れ、25年ぶりとなるリーグ戦5連敗を喫している。
チームが苦境に立たされる中、ネタ・ラヴィは主力選手として活躍。同選手はイスラエル1部マッカビ・ハイファ在籍時、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でユベントスやパリ・サンジェルマンなどと対戦。今年1月にハイファからG大阪へ完全移籍すると、今季ここまでJ1リーグほぼ全試合で先発出場している。
そんな中、イスラエルメディア『One』はG大阪の特集記事を掲載。「G大阪は確かに贅沢なクラブだが、難しい時期にある。骨格が腐っていて再建が必要であり、サポーターの期待も低い。昨年のFIFAワールドカップでは、1998年に日本代表が初出場を果たして以来、初めてG大阪所属の代表選手が1人もいなかった」と厳しい意見を投げかけている。
また同メディアはG大阪サポーターの振る舞いにも着目。「クラブに忠実なファンがおり、スタジアムには多くの家族連れがこぞって観戦に訪れる。ただ一方で暴動や問題を起こしがちなウルトラスも存在する」とガンバ大阪サポーター連合にも言及。
「ネタ・ラヴィはイスラエル1部よりも強力なリーグで高い競争力を持ち、かなり要求が厳しいサポーターに囲まれて日々を過ごしている」と、同選手の今後を心配している。
横浜FM戦での黒星により、17位湘南ベルマーレから勝ち点4差で最下位に沈むG大阪。サポーター連合が応援再開を表明し、ダニエル・ポヤトス監督の続投が確実とみられる中、ネタ・ラヴィへの期待が高まる。
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