明治安田生命J1リーグ柏レイソルは、ネルシーニョ監督解任がほぼ確実と報じられている。その中、ブラジルメディアが同監督の手腕や今後について特集している。
柏は今季開幕から公式戦9試合つづけて白星なし。先月9日のJ1リーグ第7節鹿島アントラーズ戦で今季初勝利を飾ったものの、その後はリーグ戦でわずか1勝。12日に三協フロンテア柏スタジアムで行われた第13節の横浜FC戦では、69分にPKから先制ゴールを献上。シュート28本、枠内シュート6本を放ちながらも0-1で敗れている。
J2降格圏内の18位ガンバ大阪から勝ち点4差の16位に沈む中、柏幹部は監督交代を決断した模様。ブラジルメディア『Futebol Interior』は「ネルシーニョ監督による柏レイソルでの2度目の任期が終了した。このブラジル人コーチは、他の指導者に道を譲ることを決めた」と伝えている。
また同メディアは「ネルシーニョ監督の仕事は、ペドロ・ハウルらブラジル人選手が結果を残さなかった後、クラブ幹部の戦略変更によって妨げられていた。クラブは若手選手の将来性に賭けることにした」
「ほとんどの選手がJ1リーグでプレーするのに必要な経験を持っていなかったが、ネルシーニョ監督はクラブに一定の成果をもたらしていた。バランスのとれた試合をして、リーグ戦の間にチーム全体が成熟することを期待されていた」と編成面での失敗を指摘。
ネルシーニョ監督の今後については「不透明だ」としつつも、「一番年下の娘が学校に通っているため、まだ日本に一定期間滞在する予定だ」と伝えている。
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