川崎フロンターレは7日に行われる明治安田生命J1リーグ第12節で、サガン鳥栖をホームで迎え撃つ。その鳥栖戦を前に、ブラジル人FWレアンドロ・ダミアンに今夏退団の可能性が浮上。以前からSCインテルナシオナル復帰が噂される中、ブラジル国内クラブからオファーが届いたと現地で報じられている。
ダミアンの去就については、ブラジル1部インテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』が昨年12月に「川崎との契約では、パフォーマンス次第で月給が最大200万レアル(約5000万円)に及ぶ。彼は川崎との契約を全うしたいと思っている」と報道。
選手本人は先月、ブラジルのラジオ局『バンデランテス』の番組出演時に「今の段階では、川崎との契約は今年末までだ。最初は川崎に残ろうと思っていたんだけど、ブラジルに戻ってプロキャリアを終えたいと考えているんだ」
「(インテルナシオナルに)あまり連絡は取れなかったよ。でもこのニュースは目にしたし、僕はいつもインテルナシオナルのことを応援しているよ。川崎と契約している以上、その契約を尊重する必要があるし仕方ないことなんだけどね」と、自身の今後について語っていた。
そんな中、『Revista Colorada』が今月はじめに同選手の代理人へインタビュー。代理人は「ダミアンは今季終了後に川崎を退団することになるが、もし何かオファーが届けば、(退団時期が)少し早くなるかもしれない」と、来季は川崎でプレーしないことを明言している。
するとブラジルメディア『iG Esporte』は今月5日に「ダミアンのもとには、ブラジル国内やブラジル以外の南米勢からオファーが届いている。川崎との契約は今季までであるため、今年7月にも他クラブと事前契約を結ぶかもしれない」とリポート。
さらにブラジル移籍情報の専門サイト『Central da Bola』は、インテルナシオナルと元柏レイソル所属選手のFWペドロ・ハウルを擁するCRヴァスコ・ダ・ガマがダミアンに正式オファーを提示したと伝えている。
ダミアンは2019年に川崎フロンターレへ加入。2021シーズンまで絶対的ストライカーとして活躍し、J1リーグや天皇杯などのタイトル獲得に貢献していた。しかし昨季はリーグ戦でわずか5ゴール。昨年8月に右足関節の負傷により一時帰国すると、今季も開幕から出遅れ。4月1日のJ1リーグ第6節北海道コンサドーレ札幌戦で復帰し3試合つづけてプレーしたものの、4月15日の第8節名古屋グランパス戦以降は公式戦全試合でメンバー外となっている。
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