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ドルトムントが香川真司以来の日本人選手獲得?元名古屋DF菅原由勢を調査

菅原由勢 写真:Getty Images

 かつて名古屋グランパスでプレーしていた日本代表DF菅原由勢は、オランダ1部AZアルクマールの主力選手として活躍。ステップアップ移籍が期待される中、セレッソ大阪所属MF香川真司の古巣であるブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシア・ドルトムントからの関心が報じられている。

 ボスニア・ヘルツェゴビナメディア『SportSport』の報道によると、ドルトムントは右サイドバックの補強が急務となっており、すでに複数名の獲得候補をリストアップしているとのこと。オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク所属DFアマル・デディッチを最上位候補に挙げているものの、同選手には欧州他クラブも関心を寄せているため、菅原ら5選手をデディッチの代替候補に含めているという。

 菅原は2019年6月に名古屋からAZへ期限付き移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、2020年に完全移籍へ移行するとともに、AZと2025年6月までの5年契約を結んでいる。また今季はここまでオランダ1部リーグ30試合中22試合で先発出場し3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では10試合中9試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてチームの準決勝進出に大きく貢献している。

 さらに同選手は今年3月のキリンチャレンジカップ2023で、2020年10月以来およそ2年半ぶりにA代表に復帰。ウルグアイ戦とコロンビア戦いずれも先発出場し、森保一監督へアピールしている。

 なおドルトムントは今季ブンデスリーガ30試合を終えて19勝4分7敗。首位バイエルン・ミュンヘンから勝ち点1差の2位につけている一方、UEFAチャンピオンズリーグではチェルシーに敗れてベスト16で大会を後にしている。

 またドルトムントはアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地を獲得する可能性が報じられていたが、選手サイドはバイエルンをのぞくドイツ国内クラブへの移籍を検討していないとみられている。