日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。ドルトムント移籍拒否やプリメイラリーガ(ポルトガル1部)ベンフィカとの交渉が伝えられているが、今後他クラブとの鎌田争奪戦でマネーゲームになった場合には勝負できない可能性がある。
鎌田の去就については、ドイツ誌『ビルト』が先月はじめにラ・リーガ(スペイン1部)バルセロナやアトレティコ・マドリード移籍の可能性を報道。あわせて選手サイドが「ドイツ国外移籍を望んでいる」と伝えていた。
また先月下旬には複数メディアによってベンフィカ移籍の可能性が報じられると、今月1日には移籍市場に精通するイタリア人のニコロ・スキラ記者が「ベンフィカが鎌田に5年契約を提示した」とリポート。ルイ・コスタ会長も同選手の獲得交渉に向かうとみられている。
そんな中、ポルトガル紙『A BOLA』がベンフィカのオファー内容について「年俸300万ユーロ(約4億5000万円)の5年契約、契約金1200万ユーロ(約18億円)」と伝えるなど、総額40億円規模の大型契約を用意しているという。
しかし『ビルト』は先月末に鎌田のドルトムント移籍拒否の可能性を伝えた際、ドルトムントのオファー内容を「年俸600万ユーロ(約8億9000万円)の5年契約、契約金含めて総額4000万ユーロ(約58億円)」と伝えていた。
鎌田が移籍先選定において金銭面よりも優先する条件があるか不明だが、ベンフィカがドルトムントよりも条件面で劣ることは確実とみられる。それだけに、ベンフィカが選手サイドとの交渉を重ねる中で、契約金や年俸の上積みをするかに焦点が当たる。
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