プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は、先月に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)スポルティングCP戦で負傷。長期離脱により一足早く今シーズンを終えている中、ミケル・アルテタ監督が同選手の復帰時期に言及している。
冨安はFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)後、右サイドバックの控えに甘んじると、先月16日のスポルティングCP戦で前半キックオフから5分後に相手選手との球際を巡る攻防で芝に足を引っかけて負傷。数日後に右ひざの手術を行うなど、復帰まで相当な時間を要するとみられている。
アルテタ監督は2日に行われるプレミアリーグ第34節チェルシー戦を前に、DFウィリアム・サリバをはじめ負傷者の状況を説明。冨安について「(復帰まで)3ヶ月半」と明かすと、英メディア『フットボール・ロンドン』は「冨安は膝の負傷で当初の予想よりも離脱期間が長くなる可能性がある。アルテタ監督の発言によれば、彼は9月に復帰することになる」
「これは守備陣の補強計画に影響を与える可能性がある。冨安の不在の影響はディフェンスラインで感じられる」と解説。レアル・バリャドリード所属DFイバン・フレスネダやアヤックス所属DFデベイヌ・レンチの獲得に動いていることもあわせて伝えている。
アーセナルは先月27日のマンチェスター・シティ戦で1-4と敗れ、2位に転落。首位マンチェスター・シティを勝ち点1差で追う中、複数の負傷者を抱えている。冨安がこれまでも慢性的なコンディション不良に悩まされていただけに、今夏の補強次第ではさらなる序列低下の可能性が心配される。
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