柏レイソル下部組織出身であるFW伊藤達哉は、現在2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)FCマクデブルクでプレー。本人はマクデブルク残留を望んでいるものの、今季終了後にレンタル元であるベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)復帰の可能性があると現地で報じられている。
伊藤は昨年1月にSTVVからマクデブルクへレンタル移籍。ハンブルガーSV時代の恩師であるクリスティアン・ティッツ監督のもと、今季ここまでリーグ戦ほぼ全試合でプレーし、大半が途中出場。4ゴール4アシストと結果を残しており、今月22日のアイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦では追加点を奪っている。
同選手は今月はじめ、ドイツ誌『ビルト』のインタビューで「基本的には残りたいですね。来シーズンもマクデブルクの一員としてドイツ2部リーグでプレーできたらうれしいです」と、残留の意思を表明。
ただ中部ドイツ放送は「伊藤は来季もティッツ監督のもとでプレーするか不透明だ。彼は数週間前、マクデブルクに残りたいと語っていた。しかしSTVVとの契約を残しているほか、ベルギー側との交渉に関するニュースはない」とリポート。
また伊藤本人も26日に行われたクラブ公式の記者会見で、自身の去就に関する質問に対して「まずは今季ラスト5試合ですべてを出し切ることに集中しています」と、具体的な言及を避けている。
マクデブルクはリーグ戦残り5試合で10勝5分14敗。3部入れ替え戦圏内の16位SSVヤーン・レーゲンスブルクから勝ち点7差の12位と、2部残留が確定していない。今月29日には伊藤やティッツ監督の古巣であるハンブルガーSVとの対戦に臨む。
一方、STVVはすでに今季のベルギー1部リーグを終了。元日本代表FW岡崎慎司をはじめ10選手の退団が確実と報じられているほか、日本代表GKシュミット・ダニエルにも今夏移籍の可能性が伝えられている。
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