北海道コンサドーレ札幌は23日に行われた明治安田生命J1リーグ第9節で、アビスパ福岡に2-2と引き分け。MF青木亮太のハンドによるFW浅野雄也のゴール取り消しなど木村博之主審の判定に泣いただけに、FW菅大輝も判定に納得できなかったようだ。
札幌は2-1で迎えた後半8分、センターサークル付近でボール奪取に成功。浅野がGK村上昌謙が前目のポジションをとっていると判断すると、ハーフライン付近で豪快に左足を振りぬき、ロングシュートを決める。しかし木村主審はおよそ30秒前のシーンで、クロスに対応した青木にハンドがあったと判定。OFR(オンフィールドレビュー)により福岡にPKが与えられると、これをFWルキアンが決めて同点に追いつかれたのだ。
さらに後半16分には、センターサークル内からFWキム・ゴンヒがパスを出した直後、アフター気味にボールを奪いにきたDFドウグラス・グローリと接触。グローリがキム・ゴンヒに足をスパイク裏で踏みつける格好となったことからVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入したものの、木村主審はグローリにカードを提示しなかった。
札幌にとってフラストレーションが溜まる試合となる中、この一戦でフル出場の菅は試合終了後に自身のツイッターアカウントを更新。「サポーターの皆さん、沢山の熱い声援、応援ありがとうございました。勝ちきれず、すみません」と謝罪したほか、「レフェリー」とハッシュタグ付きのコメントを残していた。
ただ同選手は直後に「すみません。間違えてツイートしてました。レフェリー」と投稿。そして「レフェリー」という言葉が含まれているツイートを削除。それでもサポーターからは同情や激励のメッセージが寄せられている。
思わぬ形で勝ち点2を落とした札幌。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が木村主審の判定に対して怒りをあらわにしていただけに、菅も不満を抱えていたと考えられる。
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