VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航に、今夏移籍の可能性が浮上。クラブがブンデスリーガ(ドイツ1部)残留争いを繰り広げる中、今月15日の第28節ボルシア・ドルトムント戦で他クラブのスカウト陣が視察に訪れたと報じられている。
遠藤は2019年8月からシュツットガルトでプレー。昨季からキャプテンを務めており、昨季のブンデスリーガ最終戦では試合終了間際の勝ち越しゴールでチームを1部残留に導いている。また今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。15日のドルトムント戦でもフル出場し、格上からの勝ち点1獲得に貢献していた。
ただシュツットガルトは今季序盤から下位に低迷。今月はじめに今季2度目の監督交代に踏み切っているが、28試合を終えて5勝9分14敗。2部自動降格圏内の17位シャルケと勝ち点24で並んでいる。
ドイツ誌『ビルト』は、シュツットガルトの抱える問題点を指摘。「ブンデスリーガ残留は、クラブの財政面で非常に重要なことだ。2部降格の場合には移籍金が減るほか、優秀な選手の放出も避けられない」
「ブンデスリーガ残留の場合でも、複数選手の放出はあり得る。ボルナ・ソサの退団が濃厚であるほか、遠藤やコンスタンティノス・マヴロパノスにも他クラブが関心を寄せている」と、リーグ戦での成績にかかわらず複数選手に退団の可能性があることを伝えている。
またドルトムント戦では、トルコ1部の強豪ガラタサライのスカウト陣が現地視察していたとのこと。ガラタサライはDFアタカン・カラソルの獲得を狙っているが、シュツットガルトに所属する他の選手のパフォーマンスをチェックしたという。
なおシュツットガルト所属の日本人選手では、日本代表DF伊藤洋輝にも今夏退団の可能性が浮上。セリエA(イタリア1部)の強豪ローマやボルフスブルク、日本代表DF板倉滉所属ボルシア・メンヒェングラートバッハからの関心が伝えられている。
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