Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島社長、Jリーグ秋春制移行報道に疑問「未だに何も…」メディア批判過熱

小泉文明社長 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長が今月13日、自身のツイッターアカウントを更新。Jリーグの秋春制移行に関する一部報道に対して不満を覗かせたことにより、注目を集めている。

 秋春制移行の可能性については、豪雪地帯にホームスタジアムを構えるクラブが問題を抱え、公式戦開催可能期間の短縮につながるという点で反対する声もある。ただ一方で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)が2023/24シーズンから秋春制に移行。ベトナムメディア『VOV』は昨年6月に「アジアのリーグを同期させるため、アジアサッカー連盟(AFC)は1年でシーズンを編成している加盟国に対し、欧州のようなプレータイムに変更するよう呼びかけている」

 「AFCからの情報によると、プレータイムの変更を行わない国は、来季のACL参加クラブのライセンス取得に不利になるようだ」と、AFCがJリーグ等に対して圧力をかけている可能性を伝えていた。

 すると今月13日になって、近い将来Jリーグでも秋春制へ移行する可能性が高いと一部メディアが報道。小泉社長は「過去から何度も議論してきて未だに何も決まっていない」と、秋春制移行の議論に関する現状を説明するとともに、報道内容に疑問を呈している。

 その上で「課題や論点が多く、建設的にもっと検討、議論すべきだと思っています」と持論を展開。この投稿には「正しい情報ありがとうございます」、「当事者の声を聞けて安心しました」、「やはりそうでしたか」と同社長に対する感謝のメッセージが数多く寄せられている。

 また「雪国のチームのことを考えれば、こんなに早く結論でるわけがないと思っていた」、「秋春制移行は難しいのでは」と、秋春制移行に否定的なコメントも見られるほか、メディア報道に対する批判も噴出。ネット上で秋春制移行に関する議論が再び熱を帯びている。