リバプールが現地視察？日本代表FW中村敬斗が“南野超え”の今季15得点目

　かつてガンバ大阪でプレーしていた日本代表FW中村敬斗は、オーストリア1部LASKリンツの主力選手として活躍。今月2日に行われたプレーオフでも1ゴールを挙げているが、プレミアリーグ（イングランド1部）リバプールのスカウト陣が視察に訪れたかもしれない。

　中村は2021年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍。2021/22シーズン途中から出場機会を確保すると、今季はオーストリア1部リーグ戦で22試合中21試合に先発出場して11ゴール6アシストとブレイクしている。

　その中で迎えたオーストリア1部リーグ優勝プレーオフ第1節のオーストリア・ウィーン戦でも先発出場。0-2で迎えた73分にドリブルで相手選手を抜き去り、左サイドからカットイン。右足から強烈なシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

　このゴールで中村はカップ戦も含む今季公式戦で15得点。かつてレッドブル・ザルツブルクに在籍していたFW南野拓実の記録を抜き、オーストリア国内クラブに所属する日本人選手のシーズン最多得点となっている。

　また同選手にはリバプールやMF三笘薫所属のブライトン、MF久保建英擁するレアル・ソシエダなど複数クラブからの関心が伝えられている。

　英紙『テレグラフ』は先月30日に「リバプールが中村敬斗に狙いを定めている」と見出しをうち、「リバプールがはこの日本代表選手をさらに監視する。彼の爆発力はユルゲン・クロップ監督の戦術に完璧にフィットするはずだ」とリポート。今後もLASKリンツの公式戦にスカウト陣を派遣する方針であることもあわせて伝えており、オーストリア・ウィーン戦でも現地視察に訪れた可能性があるという。