代表チーム タイ代表

タイ代表監督、川崎チャナティップらに期待は?格上シリアに善戦【現地取材】

チャナティップ・ソングラシン(左)アレシャンドレ・ペルキング監督(右)写真:SVC

 タイ代表は今月26日の国際親善試合でシリア代表相手に1-3と敗北。MFチャナティップ・ソングラシン(川崎フロンターレ)やMFスパチョーク・サラチャート(北海道コンサドーレ札幌)らが先発出場する中、チーム全体が素晴らしいパフォーマンスを見せただけに、アレシャンドレ・ペルキング監督が試合後の記者会見で悔しさをのぞかせた。

 チャナティップ、スパチョークの他に、かつて横浜F・マリノスでプレーしていたDFティーラトン・ブンマタン(ブリーラム・ユナイテッド)も先発出場したタイ代表。ボール支配率71%、シュート25本と主導権を握ったにもかかわらず、FIFAランキング90位のシリア代表に敗れた。

 試合後、ペルキング監督は「とても悔しい結果となった。試合を支配したが、思い通りの結果にならなかった。この後も全力を出し切った上で、集中力を失うことなくプレーしなければいけない」とコメント。29日午前3時(日本時間)キックオフのUAE戦に視線を向ける。

 「UAE戦は、これから先我々よりFIFAランキングの高い代表チームと互角に渡り合えるかどうかを試すためのいい機会となる。ただ、シリア戦ですでに(互角に戦えることを)証明していると思う」

 「どの選手が先発出場しても、我々がやることに変わらない。いつも通り攻撃的なスタイルのもとでプレーすることだ」と、選手たちに期待を寄せている。

 Jリーガーを擁するタイ代表は、FIFAランキング111位。70位のUAE相手に好パフォーマンスを発揮できるか注目が集まる。