「セルティック前田大然は賢い選択を…」日本代表離脱決断に英方面称賛

　セルティック所属FW前田大然は今月28日のキリンチャレンジカップ2023コロンビア戦を前に、負傷により日本代表活動の途中離脱が正式決定。イギリス国内では同選手の決断が称えられている。

　前田は今月8日のスコットランド1部リーグ・ハーツ戦で相手ゴールキーパーと交錯した際に左膝を負傷。スコティッシュカップ準々決勝ハーツ戦を欠場した後、18日のハイバーニアン戦で復帰していた。しかし代表チーム合流後は別メニューで調整。24日のウルグアイ戦で出番なしに終わると、26日になって途中離脱している。

　同選手の早期渡英について、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』は「彼が賢い選択をした」と見出しをうち、日本代表途中離脱に至るまでの詳細をリポート。

　「前田は昨年のカタールW杯で日本代表のスター選手となった。コロンビア戦を前に彼を失うことは、間違いなく日本代表にとって痛手だろう。代表チームに残り、（試合を）傍観することもできただろうが、彼は明らかに仕事に取り掛かる決意を固めている」と、同選手の姿勢を評価。

　イスラエル代表FWリエル・アバダなどセルティック所属選手に負傷者が続出している現状に触れた上で、「これからシーズン終了までの間に重要な試合が続くため、セルティックは前田の怪我が深刻でないことを願うだろう」としている。

　なお前田の負傷離脱には、英メディア『フットボール・スコットランド』が「前田の負傷もあり、セルティックが代表ウィークで不満を溜めている」と反応。セルティックの専門サイト『Celtic Are Here』は「前田が今月の国際親善試合で招集されるのは理想的なことではなかった」と非難している。