大分トリニータサポーターの振る舞いが、選手に好影響を与えている。大分は今月25日の明治安田生命J2リーグ第6節で大宮アルディージャ相手に0-3と完敗。それでもサポーターからの後押しにブラジル人DFペレイラが感動するとともに、次節での勝利にむけて一層気持ちを高めている。
大分はJ2開幕から5試合で4勝1分とスタートダッシュに成功。しかし大宮戦では試合開始からわずか3分後に先制ゴールを許すと、後半キックオフ直後にも2失点。FW長沢駿やFWサムエルの投入も実らず、今季初黒星を喫した。
それでも試合後、大分サポーターは挨拶に来た選手たちに対してブーイングをすることなく、チャントを熱唱して鼓舞。この時のシーンがツイッター上で拡散されるなど、Jリーグファンの間で反響を呼んでいた。
すると大宮戦でフル出場のペレイラが、試合翌日の26日に自身のツイッターアカウントを更新。サポーターからチャントで後押しを受けるシーンの動画を引用リツイートするとともに、「今日の試合は残念ながら負けましたが、試合後のサポーターの声援に感動しました。大分に来て成功でした。本当に良かった」
「負けて悔しいけど、その負けから学んで、次の試合に同じミスを起こさないように、しっかり練習して、みんなと一緒に喜べるように頑張ります」とサポーターに感謝を述べるとともに、来月1日に行われるジュビロ磐田戦での勝利を誓った。
この同選手のツイートには、大分サポーターから「ありがとう!」、「こんなこと言われたら泣いてしまう」、「大分に来てよかったと思ってくれるのが一番サポにとって嬉しい」というコメントが寄せられているほか、激励のメッセージも多くある。
日本で3シーズン目を迎えているペレイラ。今季から副キャプテンを務める中、大宮戦をきっかけに大分トリニータへの愛情がさらに増している。
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