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古橋・旗手にプレミア移籍不要!セルティックOB「ただ森保監督が…」

古橋亨梧(写真左)と旗手怜央(写真右) 写真:Getty Images

 セルティックに所属するFW古橋亨梧とMF旗手怜央の日本代表落選理由は、依然としてイギリス国内で波紋を広げている。スコットランド1部リーグのレベルを考慮に入れたという森保一監督の発言により、現地では両選手のプレミアリーグ移籍説が噴出。しかしセルティックOBは、プレミアリーグ移籍の可能性に否定的な見解を示している。

 古橋亨梧と旗手怜央は、セルティックの主力選手として活躍。しかし昨年11月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で日本代表メンバーから漏れると、今月開催のキリンチャレンジカップ2試合でもメンバー外となっている。

 森保一監督は両選手の招集外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明。現地メディアはスコットランド1部のレベルが低いことを理由に、同監督が2選手を招集しなかったと解釈。

 セルティックの専門サイト『セルティックスター』は「サッカー界が国際的な人材確保、近代的なコーチング、戦術的な進歩を取り入れているのに対し、スコットランドはやや遅れをとっている。実際のところ、セルティックはアンジェ・ポステコグルーが監督に就任してようやくスピードアップしたように見える」と、スコットランドサッカー界の現実を直視している。

 セルティックOBのフランク・マカベニー氏は、森保一監督の発言が古橋亨梧と旗手怜央の去就に与える影響を考察。英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューで、両選手が日本代表落選をきっかけにセルティックを退団する可能性について聞かれると、「私には分からない。ただ森保一監督の考えに両選手のことがなく、とんでもなく素晴らしい選手を抱えているだけだと思う」

 「才能があれば、プレミアリーグでもスターになれると思う。私の知る限り、旗手怜央のプレーは誰にも負けないし、セルティックは賞賛を浴びている」

 「UEFAチャンピオンズリーグの舞台でボコボコにされながらも、二人ともは賞賛を浴びている。スコットランドのサッカーはイングランドとは違って、ボールを持っている時間が長い。だが、そうしたスタイルがより良い選手にさせるんだ」とコメント。

 両選手ともに、ボール保持率の高いセルティックのプレースタイルのもとで成長可能との見方を示した。