Jリーグ 横浜F・マリノス

マスカット監督「横浜FMの方針は…」セルティックへのさらなる放出示唆も

ケビン・マスカット 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノスは、これまでカタールW杯日本代表FW前田大然とMF岩田智輝をセルティックへ放出。ケヴィン・マスカット監督が今後も横浜F・マリノスからセルティックへの日本人選手移籍がつづく可能性をほのめかしている。

 横浜F・マリノスは2021年6月、アンジェ・ポステコグルー監督がセルティック指揮官就任のためシーズン途中に退任。2021年12月には前田大然をセルティックへ放出したほか、昨季終了後にはJリーグMVPの岩田智輝もセルティックへ送り出した。

 横浜F・マリノスからセルティックへの選手流出が相次ぐ中、マスカット監督はオーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』のインタビューに対応。両クラブ間の選手移籍についてポステコグルー監督とやり取りするか聞かれると、「毎回ではないね。彼が私を悩ませるより、私が彼を悩ませることの方が多い」

 「だから、私は彼に悩ませるようなことはしない。私は横浜F・マリノスのモデルを理解しているし、(海外クラブへの選手流出は)1年半前に私が横浜F・マリノスにやって来た時点で把握していたことだ」と、ポステコグルー監督のリクエストに応えていることを明かす。

 さらにマスカット監督は横浜F・マリノスの方針にも言及。「クラブとしても親会社としても、まず選手にチャンスを与え、自分たちのサッカーをプレーさせることに誇りを持っている。その中で選手が成功すれば(将来が)どうなるにせよ、次のステップに進む機会を得ることができる」

 「これが横浜F・マリノスのモデルである。このやり方を受け入れて、それに向かって努力しなければならないんだ。成功の後に成功を収めたいのであれば、そういったことはすべてプラスに働く。だが私はクラブのやり方を見て、何でも実現可能だと思う」と、前向きなコメントを残している。