ブカヨ・サカ(アーセナル)
自宅の柵をゴールに見立てて破壊超えからスタートした道
2001年にロンドンに生まれ、現在アーセナルに所属するイングランド代表MFブカヨ・サカ。フォーデンの環境と同様、サカの両親もまた大のアーセナルファンだったようだ。2人兄弟の弟である。
3歳の時に自宅裏の広場で父と兄と3人でサッカーボールに触れ始めるサカ。自宅を取り囲む柵をゴールに見立てて、シュートをしていたそうだ。幼いながらも徐々にボールに慣れていったサカは、最終的には柵を破壊するほどのゴールを決めた。この出来事をきっかけに父親は「遂にその時が来たか」と感じ、本格的なサッカーチームに加入させたという。
最初に所属したのはロンドンを拠点とするグリーンフォード・セルティック。在籍中には、チェルシー、トッテナム・ホットスパー、ワトフォード(EFLチャンピオンシップ)などからラブコールがあったそうだが、サカはアーセナルファンということもあり、希望のスカウトが来るまでは移籍することなく各試合で自身をアピールし続けた。そして2008年のある日、父親を介して夢にまで見たアーセナルのアカデミーに加入。キャリアをスタートさせている。
ジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド)
家族と友人に見守られた日々
2000年にロンドンに生まれ、現在はマンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表MFジェイドン・サンチョ。子供の頃はプロになるという意識も特別なく、近所の公園で単純に遊びとしてのサッカーを楽しんでいたという。
幼い頃から友人が多かったサンチョは、学校が終わった後にいつも仲良しの友達数人とグループを組んで、夜遅くまでサッカーに明け暮れていた。「この時に過ごした時間は一度も忘れたことはない」と現地メディアのインタビューで語っている。人生のキーパーソンとなったのは家族や友人たち。特に家族とはサッカーの試合などについて話をし、次第にプロサッカー選手という言葉を意識するようになった。
サンチョが当時暮らしていた場所の治安はあまり良いものとは言えず、「家族の助言などからサッカーに集中できた事で、ある意味周囲の悪影響を受けずに済んだからこそ、現在の自分がある」としている。プロとなった今はとても幸せを感じているし、やはり何より家族や友人に本当に感謝しているそうだ。
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