ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト所属のカタールW杯日本代表MF鎌田大地に、現地メディアが厳しい視線を注いでいる。同選手は今夏移籍がほぼ確実とみられる中、直近数試合で低調なパフォーマンスを露呈。今月12日のVfBシュツットガルト戦でのスタメン落ちが肯定的に捉えられている。
ドイツ国内の複数メディアは先月23日、鎌田大地の去就について「ドルトムントと5年契約締結で口頭合意」と一斉に報道。年俸600万ユーロ(約8億6000万円)、契約金1200万ユーロ(約17億2000万円)によるドルトムント移籍が確実とみられていた。
しかしドイツ紙『ビルト』は今月上旬に「彼はドイツ国外への移籍を望んでいる」とリポート。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどプレミアリーグ複数クラブからの関心が伝えられている。
そんな鎌田大地はVfBシュツットガルト戦で1-0で迎えた71分から出場。チームが引き分けに終わったこともあり、現地メディアが同選手のパフォーマンスを酷評している。
すると『ビルト』は「鎌田大地はVfBシュツットガルト戦で、意外にもスタメンに名を連ねなかった。しかし、ここ数週間にわたる日本代表選手のパフォーマンスの低調ぶりを踏まえると、論理的な帰結である」とリポート。
同選手がドルトムント移籍から一転、ドイツ国外への移籍を望んでいるという報道内容に触れた上で「もう誰もがフランクフルトでの契約延長を信じてない。鎌田大地の頭の中は将来のことでいっぱいであり、もはや今季残り試合のことはない」と綴っている。
フランクフルトは今月15日にUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグ・ナポリ戦を控えているほか、19日にはウニオン・ベルリン戦に臨む。これまで攻撃陣の中心選手として活躍していた鎌田大地だが、今月下旬の日本代表戦2試合を前に正念場を迎えている。
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