川崎フロンターレ所属のタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは、今月4日開催の明治安田生命J1リーグ第3節・湘南ベルマーレ戦でもベンチ外。今季J1開幕からここまで出番がないだけに、タイ国内では同選手の起用法に疑問の声が上がっている。
チャナティップは昨年1月に北海道コンサドーレ札幌から川崎フロンターレへ完全移籍。本人は日本でのタイトル獲得を目標に掲げていたものの、加入1年目の2022シーズンは度重なる負傷離脱によりJ1リーグで15試合の先発出場にとどまっていた。
そして今季は開幕節・横浜F・マリノス戦でベンチ外となると、その後の2試合でも出番なし。今月8日にYBCルヴァンカップ・グループステージ開幕節の清水エスパルス戦を控える中、SNS上では同選手の状態を心配する声が見られる。
そんな中、タイ紙『タイラット』は湘南ベルマーレ戦翌日に「一体何が起こったのか?タイのサッカーファンはチャナティップの3試合連続ベンチ外に疑問を抱いている」と見出しをうち、チャナティップの現状を特集。
「ここ数年つねにハードな戦いが続いていたため、昨シーズン終了後はコンディション回復に専念した。しかし今季開幕を迎えると、メンバーに名を連ねることがない」と、シーズンオフの過ごし方に触れている。
また『タイラット』は「あるタイミングで、川崎フロンターレの監督から気に入られないエピソードが出てくるかもしれない」と、チャナティップと鬼木達監督との関係にも触れている。
なおタイメディア『Main Stand』は先日、チャナティップに近い関係者から聞いた話として「川崎フロンターレはレンタル移籍を含めてチャナティップを放出するつもりはない。選手本人は川崎フロンターレでのポジション争いに挑むことを望んでおり、退団の可能性は考慮していない」と報じている。
Jリーグの第1登録期間最終日である今月31日以降も川崎フロンターレでプレーするとみられるチャナティップ。チーム内で厳しい立場に置かれる中、少ないチャンスをものにすることが求められる。
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