カタールW杯日本代表MF三笘薫(ブライトン)の活躍もあり、イングランドで日本人選手に対する評価が高まっている。プレミアリーグ(イングランド1部)リバプールは、かつてガンバ大阪でプレーしていたFW中村敬斗(LASKリンツ)への関心が報じられているが、現地ではU21日本代表FW細谷真大(柏レイソル)の獲得を推す声が上がっている。
リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は、安い移籍金で三笘薫ら無名選手を次々と獲得しているブライトンの補強戦略に言及。「ブライトンは有名なリーグ以外以外の市場に足を踏み入れることを恐れず、大胆かつ効果的な移籍を実現してきた」とし、リバプールに対して比較的安価で将来有望な若手選手の獲得を推奨している。
そして有望株の宝庫としてJリーグの市場を紹介。「ヨーロッパのトップリーグで活躍する日本人選手が増えているにもかかわらず、Jリーガーの移籍金はまだ比較的安い」とし、Jリーグ市場における注目選手として細谷真大の名前を挙げている。
その細谷真大は昨季から柏レイソルの絶対的ストライカーとして活躍。昨年のJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞すると、今季J1リーグ開幕から2試合つづけてゴールを挙げている。
『Liverpool.com』は、1試合あたりの平均シュート本数の多さなど攻撃面のスタッツのみならず、守備面での貢献度にも着目。「昨シーズンのJリーグで90回以上のデュエル勝利を誇るフォワードの中で、細谷真大はデュエル勝率が62.93%で4位だった。このスタッツは、ボールロスト時の即時奪回を目指すリバプールのスタイルにフィットする」と主張している。
さらに同選手と柏レイソルの契約期間が2024年1月までであるとリポート。「昨年夏にディボック・オリジが退団して以降、リバプールには試合を決めるために登場する真のフィニッシャーが欠けている」とリバプールの問題点を指摘した上で、「この夏、リバプールは細谷真大を格安で獲得する機会を得るかもしれない」と総括した。
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