セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧は、プレミアリーグ(イングランド1部)やブンデスリーガ(ドイツ1部)移籍が噂されている。一部からは同選手がプレミアリーグで通用しないという声も上がっているが、昨季スコットランド1部リーグの舞台で古橋亨梧と対戦したチャーリー・アダム氏がこれに反論。プレミアリーグの2クラブに同選手の獲得を推奨した。
英メディア『フットボール・インサイダー』は先月、クリスタル・パレスがFWウィルフレッド・ザハ(30)の後釜候補として古橋亨梧に関心を寄せていると報道。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』は、「ブンデスリーガ(ドイツ1部)、ラ・リーガ(スペイン1部)、プレミアリーグのクラブが古橋亨梧に関心」と伝えている。
一方、セルティックOBのフランク・マカベニー氏は英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューにて「古橋亨梧がこの夏にプレミアリーグのクラブへ移籍するとは思わないね。彼のスピードは、プレミアリーグでも恐れられる武器になるだろう。だが、プレミアリーグでプレーするために必要なフィジカルの強さがあるかどうかは分からない」と、プレミアリーグ移籍の可能性に疑問の目を向けていた。
そんな中、リバプール在籍経験を持つアダム氏は英メディア『Ice36』のインタビューにて「私は幸いなことに、昨シーズン古橋亨梧と対戦することができた。彼は素晴らしい動きとエネルギーを持っていて、ゴールを決めることができる」と絶賛。
「もしプレミアリーグのクラブが彼と契約したいのなら、大金を払わなければならないだろう。キョーゴはプレミアリーグで適応できるほど賢い選手だ」と、マカベニー氏の懐疑論を一蹴する。
くわえてアダム氏は「誰が彼に注目しているのかはわからないが、もしかしたらレスターにとってはジェイミー・ヴァーディの代わりとして使える選手かもしれない。ウルバーハンプトン・ワンダラーズのようなクラブが彼を獲得することもあり得る。ただ言えることは、彼をセルティックから引き離すには、かなり高額な移籍金が必要だということだ」と、古橋亨梧がフィットする可能性のあるクラブを挙げた。
かつて元日本代表FW岡崎慎司を擁したレスターは、現在プレミアリーグで14位に低迷。FWジェイミー・ヴァーディが5年以上にわたり絶対的ストライカーとして活躍していたが、今季リーグ戦ではここまで1ゴールにとどまっている。
またウルバーハンプトン・ワンダラーズはリーグ戦24試合終了時点でチーム全体のゴール数が「18」と、リーグで2番目に少ない。
今季終了後のステップアップ移籍が期待されている古橋亨梧。セルティックと2025年6月まで契約を残す中、本人がどのような決断を下すのか注目が集まる。
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