かつて徳島ヴォルティスや浦和レッズを率いていたリカルド・ロドリゲス氏に、スコットランド1部アバディーン監督就任の可能性が浮上。横浜F・マリノス元監督のアンジェ・ポステコグルー氏によるセルティックでの成功が、リカルド・ロドリゲス氏の監督業再開を後押ししていると現地で報じられている。
アバディーンは今季のスコットランド1部リーグで10勝2分14敗。勝ち点32で7位につけているが、昨年12月17日のリーグ戦再開から今年1月末にかけて1勝1分6敗と苦戦。1月28日のハイバーニアン戦で0-6と大敗を喫すると、試合後にジム・グッドウィン監督を解任している。
英紙『プレス・アンド・ジャーナル』は、グッドウィン監督の後任候補について「後任選定に時間を要しており、候補者との面接は行っていない」とリポート。MF檀崎竜孔(22)所属のマザーウェルからアラン・バローズ氏をチーフ・エグゼクティブとして招へいするが決まっており、今月27日のバローズ氏入閣以降に監督人事の課題に着手するという。
そのバローズ氏は、グッドウィン監督の後任候補としてリカルド・ロドリゲス氏に注目しているとのこと。記事内では、J2リーグ・天皇杯優勝をはじめ日本におけるリカルド・ロドリゲス氏の実績が紹介されている。
また『プレス・アンド・ジャーナル』は、リカルド・ロドリゲス氏にスコットランド行きの可能性がある理由について「横浜F・マリノスからセルティックへ移ったアンジェ・ポステコグルーの享受した成功は、アバディーンがリカルド・ロドリゲスの招へいに興味を示していることを後押ししているかもしれない」と綴っている。
なおリカルド・ロドリゲス氏は今年に入ってプレミアリーグ数試合を視察。英メディア『スカイスポーツ』のインタビューにて、イギリス国内での監督業再開に前向きであることを明かしていた。
スコットランド1部リーグでは、FW古橋亨梧(28)やFW前田大然(25)など複数の日本人選手がプレーしている。ポステコグルーの成功により、選手のみならず監督についてもJリーグでの実績が評価される傾向にあるようだ。
コメントランキング